川之江神社紀行  熊野三所神社(金田町)  TOP 

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(祭神) 伊邪那岐命 伊邪那美命 速玉之男命 事解之男命 虚空津彦命 菊理比当ス

社殿 寛文元年(1661年)再建したもので萓葺であったが、昭和二十八年十月大改修を行い銅板葺とした。熊野本営の別社であり、明徳二年(1394年)以前からあった古い歴史を持つ。三所の名は熊野三山の意であるが、新宮村の熊野神社は熊野新宮の分社であり、又、上分町には小社であるが熊野那智山の分社がある。
川之江の三宅一族は当社と特に深い関係があるといわれ、今も十月十五日の大祭には必ず参詣している。伝えるところによれば、三宅氏の先祖が御分霊を奉じて、竹の杖をついて山坂越えてはるばる半田の地に来た時、その杖をさかさに差し込んだのが芽をふき、次第に拡がったといわれている。この竹叢が境内にあったが、百手祭などに使い尽くして今は絶えてしまった。
(川之江市史 社寺編より)

親切な方より写真を提供して頂きました。